こんにちは!んぽです。
先日、ホテル雅叙園東京の一時休業で結婚式が強制キャンセルになっている騒動で、また新たな情報が出てきました。
そこで、雅叙園の休館は本当に2026年3月末までなのか、考察してみました。
ホテル雅叙園東京の発表
休館のお知らせ
日頃よりホテル雅叙園東京をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当社は、2025年9月30日を以て建物所有者との定期建物賃貸借契約が満了となるため、2025年10月1日より一時休館とさせていただきます。
尚、今後の営業再開につきましては予定が決まり次第、ご案内させていただきます。
つきましては、10月1日以降の婚礼・宴会・宿泊・レストラン・東京都指定有形文化財「百段階段」の予約はお受けいたしかねるとともに、すでにご予約をいただいているお客様につきましては、各担当者より個別にご連絡の上、誠意をもって対応させていただく所存でございます。
お客様には多大なるご迷惑とご不便をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年2月18日
ホテル雅叙園東京
総支配人
出典:ホテル雅叙園東京公式HP
2025年2月18日、公式HPにこのような発表がされました。
定期建物賃貸借契約とは
基本的には更新がない
定期建物賃貸借契約は、契約期間が予め決められており、通常の賃貸借契約とは異なり、自動更新がありません。
契約の更新ができない特殊な契約形態になっています。
よって契約期間が満了すると契約が終了し、賃借人は退去しなければなりません。
再契約の可能性はある
定期建物賃貸借契約が満了しても、両者の契約条件合意があれば新たな契約を結ぶことは可能です。
ホテル雅叙園東京の運営
では、ホテル雅叙園東京の運営は現在どうなっているのでしょうか。
以下、簡単ですが図を用意しました。

現在、ホテルの土地や建物の一部所有権を持っているのは外資ファンドの〝ブルックフィールド・アセット・マネジメント〟となっています。
そして雅叙園のホテルやブライダルの運営をしているのは目黒雅叙園(株)というワタベウェディング(株)の完全子会社となっています。
目黒雅叙園(株)には建物や土地に関する権限は一切ないと言われています。
土地・建物の所有者とホテル・ブライダルの運営をしているのは完全に別なんです。
ここに今回の問題が潜んでいそうです。
雅叙園は定期建物賃貸借契約の再契約が決まってない?
雅叙園が発表したお知らせによると
現状の発表の内容から読み解くと
こういうことなのではないでしょうか。
当初、2026年の3月末までという情報が出ていましたが、この情報も新しい発表文には記載がないことから、目処がたっていないと思うのが当然でしょう。
無期限休館、再開後はインバウンド向けにリニューアル?
再契約の目処が立っていなければ、運営再開の目処も立たないため、現状は無期限休館という体になるでしょう。
そして当初の情報では、全館リニューアルをするという情報が出ており、オーナーが外資ファンドになったことから改装後はインバウンド向けのホテルへと変わるのではないかという話もあがっています。
ホテル雅叙園東京といえば、東京都指定有形文化財「百段階段」をはじめ、歴史的建造物と華麗な芸術品に触れられるラグジュアリーなホテル。
もしインバウンド向けに変わってしまうとなると今の雅叙園がなくなる前に一度は行っておきたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
再契約がされるのか、はたしてどうリニューアルされるのか、気になりますが、今の雅叙園が楽しめるうちにぜひ一度訪れたいですね。
